最終更新日:2019年12月12日
目次
ミキシング・マスタリングとは
ミキシングとはボーカルや楽器の音を上手く混ぜ合わせて全体的に上手く聴こえさせるようにすることです。音量を調整したり、エフェクトをかけたりして調整することによって各楽器がそれぞれ綺麗に聴こえるようにします。
マスタリングは全てのミキシングを終えた後に最終的に調整して、別の曲とバランスを調整したりすることです。
ミキシングやマスタリングに必要なプラグインとは
ミキシングやマスタリングをするにはエフェクターが必要です。よく使われるエフェクターはイコライザー。コンプレッサー、ディレイ、リバーブあたりです。
EQ(イコライザー)
イコライザーは音の帯域ごとの音量を調整するエフェクターです。例えばベースの音域である120Hzあたりの音量を変えたいと思ったら、その部分だけ音量を変えることができます。
楽器の音には帯域によって大きく出過ぎたりするので調整するために使われたり、他の楽器と音がかぶらないように一部の帯域だけ音量を下げてバランスを整えたりします。
他にも、ローカット(ハイパス)を使って余計な低音域をカットするためにも使います。ボーカルを録音すると30Hzなどの超低音域に余計な音が入っているせいで聞き苦しかったり、コンプレッサーが上手く機能しなかったりするのでカットします。
コンプレッサー
コンプレッサーは音の大きさを整えるエフェクターです。一定の音量以上が出た時に音量を下げます。そうすると小さい音はそのままで、大きな音が小さい音と同じくらいの音量にまで下がるので粒が揃います。
ボーカルや各楽器の音量が大きくなったり小さくなったりしていると、他の楽器と混ぜた時に小さい音は聴こえず、大きい音はうるさくなってしまうので上手く混ざりません。そんなときにコンプレッサーを使って音量を整えると解決できます。
コンプレッサーには音圧を上げる効果があるとよく言われています。音の粒が揃って全体の音量を上げることができるので、音圧が上がります。
マキシマイザー(マスタリングリミッター)
マキシマイザーはマスターアウトにさすためのリミッターで、全体の音量を持ち上げます。音量が上がるので音圧が稼げます。
サチュレーター(エキサイター)
サチュレーターは音を軽く歪ませるエフェクターです。歪ませ方はディストーションと同じようなものですが、元の音にプラスして歪ませた音を加えるような効果があるエフェクターです。
音を歪ませると倍音成分が追加されるので、元の音よりも明るくなります。音が明るくなると音が他の音に埋もれずに通って聴こえるようになります。
歪ませすぎると不自然な音になるので注意してください。最近歪ませ過ぎな音をよく耳にします。
アンプシミュレーター
アンプシミュレーターはアンプから出た音を再現します。もともとギターはアンプから出た音をマイクで録音することが多いのですが、アンプシミュレーターを使うとラインから直接録音した音でもアンプから出た音のように変える事ができます。。
エレキギター音源を買うとラインで直接録音した音しか収録されていないことがほとんどなので、アンプシミュレーターが必要になります。
リバーブ
リバーブとは残響音を加えるエフェクトです。
主にデジタル・リバーブとIRリバーブがあります。デジタルリバーブはデジタルで空間を再現したリバーブで、キラキラした音にすることが得意です。IRリバーブは空間を実際の建物の中で録音したデーターを使って、実際の建物の残響音を再現するリバーブです。
リバーブは全体のサウンドの雰囲気を作るのに重要なエフェクターです。
ディレイ
ディレイは反射音を加えるエフェクターです。
ディレイも全体の雰囲気を作る効果もあります。その他にも音が重なるので音の存在感を上げる効果があります。
ミキシングを始める時はWaves GoldかWaves Platinumがおすすめ
ミキシングを始めるにはエフェクターのセットを買うとすぐにミキシングが始められるので便利です。
ミキシング用のエフェクターをまだ買っていない人はWaves GoldまたはWaves Platinumを買うのがおすすめです。上記の全てのエフェクターが含まれているのでミキシングをすぐに始めることができます。
他にもエフェクターを紹介しています。詳しくはこちらのページも参考にしてください。
ミキシングが学べる本
ミキシングを始めから勉強するには「音圧アップのためのDTMミキシング入門講座」がおすすめです。
それ以外にもミキシング初心者に参考になる本をいくつか紹介しています。こちらのページも参考にしてください
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