音楽理論だけを勉強しても曲が作れるようにはならない

音楽理論は和音や旋律などの法則のようなものです。音楽理論書は作曲のための指南書ではありません。音楽理論を勉強してもメロディが作れるとかメロディにあった和音が作ることには直結しにくいです。なので、音楽理論を勉強しても曲が作れないという人が出てきてしまいます。

音楽理論を作曲に活かすには曲を分析することが必要です。ですがそれは難しくありません

音楽理論を勉強したら次は分析(アナリーゼ)が必要

音楽理論を覚えたら実際に曲の中でどのように理論が使われているかを確かめなければいけません。それを分析(アナリーゼ)といいます。

※分析という作業には厳密にいうと、楽譜の解釈することや音や楽器の配置から作曲者の意図を読み取ろうとするなど音大でやるような複雑で難しい作業も含まれていますが、ポピュラーミュージックをする人にはそこまで深くする必要はありません

曲の中で理論がどう使われているかを当てはめていけば、自分の曲を作るときにも応用することができるようになります。

楽器経験者はアナリーゼがすぐにできる

楽器を演奏したことがある人は音楽理論を勉強したらすぐに曲が作れるようになります。音楽を演奏するには曲のメロディやコードなどを譜面や耳コピで覚えなければいけません。それはつまり音楽を分析(アナリーゼ)しているのとほとんど同じことです。

曲を分析することとは曲のコードやメロディ、楽器の演奏などを音楽理論に当てはめて見るということです。曲を覚えているということは分析する題材の曲が頭の中にあるということになります。

楽器演奏経験者は音楽理論の本を読みながら過去に演奏したことがある曲に当てはめて覚えていきます。本を読みながら「この理論はあの曲にも使われているな」とか「あの曲のあの部分はこういう理論だったのか」とか思いながら覚えていくことができます。なので楽器経験者はすぐに曲が作れるようになるのです。

楽器の演奏をしたことがある人は作曲がすぐできるようになるので有利です

分析のやり方

多くの人は分析をするには主に以下の3つのやり方でやると思います。それは、

自分で頑張って分析する

ポピュラーミュージックなどの曲を作れるようになりたい人にとって必要な分析は、主にコード進行についてだと思います。なので曲を分析するには曲のコードがわからないといけなくなりますが、大抵の曲はインターネットで検索するとコード進行が出てきます。

ただしネット上にあるコード譜は間違っていることも結構あるのであまり信用しすぎないようにしてください。

理論書の例題で分析する

音楽理論書の中には曲とコード譜を載せて例を示しているものもあります。そういうものでも勉強になるのでいいのですが、必ずしも自分の興味のある音楽というわけではないのでやる気がでないかもしれません。

自分の好きな曲で分析したい人は、どのように分析すればいいのかだけを勉強したら自分で分析に挑戦してみてください。

アナリーゼ(分析)の本を買って分析する

最近のアナリーゼの本にはポップス、ロック、アニソンを題材にした本もあります。以前はあまりありませんでしたが最近はちょくちょく出版されています。

そういう本は音楽初心者にもわかりやすく説明されていることが多いです。音楽理論を勉強した後の復習としても使えます。あまり理論を覚えていない人でも全く問題ありません。

アナリーゼの本で好きな曲を様々な角度から見る

以前のアナリーゼの本は音大に行くような人が使う本かジャズスタンダードの分析くらいしかありませんでしたが、最近は様々な曲で分析している本が出ています。そういう本で勉強すれば自分の好きな音楽で理論を勉強できます。

また、アナリーゼ本はアレンジ面や歌詞の分析もされていたりするので様々な知識を得ることができるのでおすすめです。

音楽の知識があまりない人でも読める本も多い

しかもそういう本は、音楽初心者向けに書かれていることが多いです。今はまだ音楽理論の勉強があまりできていない人が読んでも理解できるくらい簡単に説明されているものもあります。

また、理論を勉強した後に復習しながら分析できるのですごく役にたちます。ぜひアナリーゼの本を読んで音楽のレベルをあげましょう。

おすすめのアナリーゼ本

『ロック&ポップスのレジェンド達が教える! 神のみぞ知る!? 名曲・作曲テクニック』野口義修

課題曲が93曲もあって全部のせきれませんが、ビートルズから、ボブ・ディラン、カーペンターズ、サイモン&ガーファンクルなどの洋楽の有名曲やジミ・ヘンドリックス、ディープ・パープル、ボンジョビ、ニルヴァーナなどのロック名曲、レディー・ガガ、ZEDDなどの最新の名曲、さらには赤い鳥「翼をください」、荒井由実、坂本九、SEKAI NO OWARIなど日本の名曲なども大量に分析しています。

この本からかなりの名曲のエッセンスを得ることができるでしょう。


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『アニソンが持つ中毒性の秘密 J-POPとは異なる進化を遂げるアニメソングの作曲分析』小林郁太

収録楽曲は

  • アンパンマンのマーチ(それいけ! アンパンマン)
  • StarRingChild(機動戦士ガンダムUC)
  • 残酷な天使のテーゼ(新世紀エヴァンゲリオン)
  • ルパン三世のテーマ’78(ルパン三世)
  • 君の知らない物語(化物語)
  • 魔訶不思議アドベンチャー(ドラゴンボール)
  • 紅蓮の弓矢(進撃の巨人)
  • 惡の華(惡の華)
  • only my railgun(とある科学の超電磁砲)
  • 吹雪(艦隊これくしょん -艦これ-)
  • ライオン(マクロスF)

です。

アニソンはアニメのオープニングやエンディングに毎週1分30秒間流れます。なのでアニソンはOPで毎回流されても飽きないように作られていたりするなどアニソン特有の工夫がなされています。そういうものも学べます。


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『ジャズ・スタンダード・アナライズ~名曲誕生の謎を紐解く』矢萩秀明

ジャズの分析をしています。ジャズを普段聴かない人でも聴いたことがあるジャズ・スタンダードの名曲ばかりを取り上げていて、ジャズをあまり知らない人でもおすすめできます。

例えばOne Note Samba(ワン・ノート・サンバ)、Autumn Leaves(枯葉)、Fly Me To The Moon、Night And Dayあたりは曲名を見ただけでもわかるという人は多いと思います。これらの曲の解説を見たい人にはおすすめです。


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