最終更新日:2020年12月5日

ほとんどのDAWは基本的な作曲の機能が全てついている

ほとんどのDAWは、MIDI打ち込み機能、レコーディング機能、ソフトウェア音源を読み込む機能、ミキシングやマスタリングのための機能など基本的には曲を作るための機能が全てついています

なのでDTM初心者の方があえて有名ではないDAWを選ぶ理由はありません。基本的にどのDAWを選んでも曲を作ったりレコーディングに使えます。

ただし、DAWによって得意なことや苦手なことはあります。DAWによっては同じことをしたいときに操作が簡単なもの、操作が面倒になってしまうものがあります。

DAWとヘッドフォン

DAWを1つ使い方を覚えたらすぐに乗り換えられる

DAWでする作業はほとんど同じです。DAWではトラックを作ったり出したい音を打ち込んだりエフェクトを掛けたりして曲を作っていきますが、DAWで曲を作るときにする基本的な作業はすべてのDAWでできます。

大体の機能が揃っていて、操作の解説が豊富なDAWを初めに覚えれば別のDAWに乗り換えてもすぐに操作できるようになります。

DAWの操作を一つ覚えたら別のDAWに変えてもすぐに使い方を覚えることができます。ですがDAWの操作はそれぞれに個性があるので初心者には覚えやすいDAWと難しいDAWがあります。

初心者の方が選ぶDAWは個性の強いDAWよりもオールラウンドになんでも出来るようなわかりやすいDAWを選ぶことをおすすめします。

初心者の方におすすめなDAWランキング

Cubase (Steinberg)

CubaseはSteinberg社の開発したDAWです。Steinberg社は現在ヤマハの子会社になっています。

基本的なことはほとんどできます。特にCubaseはMIDI編集機能が使いやすくなっています

とてもオーソドックスなDAWで、基本的にとっつきやすい操作性になっています。初心者の方から多くのプロの方にも使用されていておすすめです。

デメリットはオートメーション機能が弱いことです、ただしCubase 10は改善しています。


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Studio One (Presonus)

Studio Oneは元々Cubaseを開発していたメンバーが新しく作ったDAWです。

Cubaseの基本的な機能を搭載しつつ、操作性を向上させたようなDAWです。初心者の方にも安心して使うことができるのでおすすめです。

また、動作が比較的軽いのも特徴です。

デメリットはMIDI編集機能があまり良くないことです。Studio Oneに移った元CubaseユーザーがまたCubaseに戻るということがよく見られました。


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FL Studio (IMAGE-LINE)

FL Studioは定番DAWの中では比較的新しいDAWです。

エレクトロニック・ミュージックに強く、オートメーションのコントロールがとてもしやすいことも特徴です。エレクトロミュージック以外の曲ももちろん作れます。

また、FL StudioはDAWの中では安価なので、初心者の方にも手が出しやすいと思います。さらに一度買えば無料でアップデートができることが特徴で、それ以降は新機能が追加されてもお金がかかりません。

デメリットは操作が少し特殊なので、初心者の方は他のDAWを使う時に困ることがあります。


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Ableton Live

Ableton Liveはかなりループミュージックに特化したDAWです。リアルタイムで作りながら打ち込みができるようになっています。

デメリットはエレクトロニック・ミュージック、ループミュージックに特化しているので、他のジャンルを作る方にはあまりおすすめしにくいことです。


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Logic Pro

Mac専用のDAWです。

デメリットは信者がうざいことです。信者の方がよく「付属のソフトウェア音源が豊富なので音源を追加で買う必要がない」といいますが、ついている音源は古いもので音もたいして良くないので、本格的にやるには音源を追加で買う必要があります。

Pro Tools (AVID)

録音機能がとても高く、スタジオエンジニア、レコーディングエンジニアの方がよく使います

デメリットは打ち込み機能が弱いので作曲をする方にはあまり向いていません。

また、VSTが使えず、AAXしか使えません。市販の多くの音源やエフェクターはVST形式以外にもAAX形式のプラグインも含まれていますが、よく確認しないと入っていないものもあります。

DTM初心者の方にはあまりおすすめできません。


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これ以外のDAWについて

これ以外のDAWは他のDAWにある基本的な機能がついていなかったり、操作がかなり特殊だったりするので初心者の方には全くおすすめできません

基本的には上から順に初心者の方におすすめです。

迷っている、よくわからないという方はCubaseを買うのが最適です。

比較

多くの人に使われている=使い方を教えてもらうことができる

日本では長年Cubaseが一番人気です。人気があるということは使い方がわからなかったときなどに検索すればすぐに解決法がでてきます。なので初心者の方にはCubaseがおすすめです。

Studio OneはCubaseの開発者が作ったということで注目されたことから最近かなり人気が高まっています。FL Studioも有名なエレクトロニック系ミュージシャンが何人も使用していたことで人気が高まっています。これら2つも使用者が多いので初心者の方におすすめです。

DAWを使いこなせるようになるまでには少し時間がかかります。特に初めてDAWを買った方には専門用語の多さに驚くかもしれません。そんな時に検索すればすぐに答えが出るということは初心者の方にとってとてもありがたいことです。

他に比較できるところは?

DAWは同じような機能がすべてついているので、手順の違いはありますがどのDAWを選んでも同じように曲が作れます。なので選ぶポイントは知名度、値段、動作の安定性、操作性あたりになります

動作の安定性に関しては上記のものの中では大差ありません。Studio Oneは少し軽いと言われています。ですがトラックを増やしたりエフェクトをたくさん使用すれば重くなるのはどのDAWも同じです。

操作性に関しては、結局どのDAWでも使い慣れてしまえば同じようなものなので好みの問題だと思っています。

価格は「Ableton Live>Cubase>Studio One>FL Studio」という感じです。価格を考えるとAbleton Liveは初心者の方には手を出しにくいかもしれません。FL Studioは安くすむので初心者の方によく選ばれています。

全てのバランスを考えてもやはりCubaseがおすすめです。

それぞれのDAWには無料の試用版が用意されているので、そちらをインストールして使用感を確かめるのもありだと思います。

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