最終更新日:2023年1月15日
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KOMPLETEは初心者が買うのにもおすすめです
「KOMPLETE 14 STANDARD」、「KOMPLETE 14 ULTIMATE」はNative Instruments社製の音源・プラグインバンドルです。
KOMPLETE 14 STANDARDは音源・プラグインが87製品、KOMPLETE 14 ULTIMATEは音源・プラグインが140製品セットになっています。
KOMPLETEは初心者にはおすすめしないという意見を聞いた人がいるかもしれません。しかし私は初心者にもおすすめだと思っています。
今回はその理由を書きたいと思います。
初心者に優しい作りになっている
KOMPLETEに含まれている音源の多くは機能がそこまで複雑ではありません。
一般的にクオリティが高いと言われている専門音源ほど打ち込み方が複雑だったり、細かく調整しないとリアルに聴こえなかったりしている傾向にあります。
なのでそのような音源は初心者には使いこなすのが難しいということがよくあります。例えばCinematic Studio Stringsなどのストリングス音源やギター音源全般などは打ち込みが難しい音源です。
しかしNative Instrumentsの製品は全般的に表現のバリエーションがそこそこある割には、そこまで複雑ではありません
「KOMPLETEは初心者には使いこなせない」という意見を目にしましたが、むしろNative Instrumentsの製品は全体的に初心者にも簡単に使いこなせるように作られていると思います。
「KOMPLETEは製品の数が多くて初心者には使いこなせない」という意味がよくわからない意見を見ましたが、確かにKonpleteに含まれている製品で全くといっていいほど使っていないものもありますが、そもそも87製品で8万円前後、140製品で16万円前後なので使わない製品があっても十分すぎるほどもとが取れています。
87製品、140製品が普通の音源2~4個程度の値段で買える
例えば音源入りソフトサンプラーの「KONTAKT」が「KOMPLETE 14 STANDARD」や「KOMPLETE 14 ULTIMATE」に含まれています。
KONTAKTを単体で買うと4万円前後しますが、KOMPLETE 14 STANDARDを買えば8万円前後でKONTAKTが手に入ります。KONTAKTは後々有用になるので、これだけでも元が取れていると思います。
またSTANDARD以上にはNative Instrumentsの定番製品であるMassive、BATTERY、DRUMLAB、SESSION GUITARIST、SCARBEE MM BASS、SESSION STRINGS、GUITAR RIG 6 PROなどが含まれています。
ULTIMATEにはさらにALICIA’S KEYS、ABBEY ROAD 70S DRUMMERなどのドラム音源のABBEY ROADシリーズ、SESSION STRINGS PRO、DAMAGE、ACTION STRIKESなどの定番音源が含まれています。
これだけ入っていてSTANDARDが8万円弱、ULTIMATEが16万円弱なのでかなりお得です。
KOMPLETEに含まれている人気製品
Komplete 15 Standard | Komplete 15 Ultimate | Komplete 15 Collector’s Edition | |
---|---|---|---|
価格 | ¥92,500 | ¥185,100 | ¥277,800 |
音源とエフェクトの数 | 95+ | 150+ | 165+ |
含まれている人気製品 |
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Expansionsの数 | 50+ | 80+ | 120+ |
あらゆる楽器の音源が入っている
KOMPLETEにはピアノ、ギター、ドラム、ストリングスやブラスなどのオーケストラ楽器、シンセからなにまであらゆる楽器の音が含まれています。KOMPLETEの音源だけでも色々な音楽を作れるようになります。
またKOMPLETEにはあまり売られていないマイナーな楽器や民族楽器なども含まれています。KOMPLETEを買うだけでどんな音楽にも対応できるようになると思います。
どの音源もクオリティが一定以上ある
KOMPLETEに含まれる多くの音源には定評があります。Native Instrumentsの音源は全体的にあらゆるジャンルの音楽に使いやすい音になっています。なのでどの音楽をやっている人にも買う価値があると思います。
初心者にはどの音源がクオリティが高いかどう判断すればいいかわからないと思いますが、KOMPLETEならどの音源も一定以上のクオリティがあるので、非常に役に立ちます。
プロになっても使える
KOMPLETEはプロにも使用されています。
レベルの低い音源はプロレベルではないものもありますが、初心者の方にはどれがクオリティの高い音源なのか判断が難しいと思います。しかしKOMPLETEはプロにも使われているクオリティなので初心者にも安心して買うことができます。
少々価格は高いですが初心者が買ってもプロになるまで使えるのでお金の無駄にはなりません。単純に音源のクオリティ面だけでもおすすめします。
KOMPLETEもやっと10にした( ̄∇ ̄*)ゞ。(遅)
— 梶浦由記 Yuki Kajiura (@Fion0806) December 24, 2014
NI KOMPLETEがあれば一通りのことは出来ると思います。プロとアマチュアの機材の差がなくなりました。 #peing #質問箱 https://t.co/xtuuOB2Ju1
— 神前 暁 / こうさき さとる (本名) (@MONACA_kosaki) November 11, 2018
KONTAKTが入っている
KONTAKTはソフトサンプラーです。色々な会社からKONTAKTを持っていないと使えないクオリティが高い音源がたくさん売られています。それらを使うためにKONTAKTは早く手に入れておきたい製品です。
評価の高い音源には海外のサイトでダウンロード販売でしか売られていないものがたくさんあります。それらの音源の多くはKontakt上でしか開くことができません。
例えば定番のアコースティックギター音源「Prominy Hummingbird」やエレクトリックギター音源の「Prominy SC Electric Guitar」、Big Fish Audioの定番ブラス音源「Mojo 2: Horn Section」やエレキギター音源の「Electri6ity」など様々なものがあります。
今後買う音源の参考になる
初心者は音源のクオリティをチェックする能力が低いので、レベルの低い音源を買ってしまいかねません。いくつか音源を買っていると、音源の試聴サンプル音声だけでも音源の出来が良いか悪いか判断できるようになります。
持っていない楽器の音源をいきなり買ってしまうとクオリティが低くて失敗してしまうということが初心者にはよくありますが、KOMPLETEにはいろいろな楽器の音源が含まれているので、新しい音源を買う前にKOMPLETEに含まれている音源と欲しい音源を比較すれば失敗を少なくすることができると思います。
KOMPLETEはどれを買えばいいか
KOMPLETEには
- SELECT
- STANDARD
- ULTIMATE
- Collector’s Edition
の4つのグレードがあります。
SELECTは収録されている音源が少なすぎるので避けたほうがいいです。基本的にはSTANDARDかULTIMATEのどちらかを買えばいいと思います。
詳しくはこちらも参考にしてください。
KOMPLETE 14 STANDARD
KOMPLETE 14 ULTIMATE
関連ページ
こちらも参考にしてください
- KOMPLETE 14のグレードを比較!どれを買えばいい?ULTIMATE?
- DTMを始める時にこれだけはほしい音源3選
- 初心者でもおすすめのドラム音源はAD2かSD3
- 持ってない人は買ったほうがいい音源を楽器別に紹介
- 弾けない楽器を曲に入れる方法