最終更新日:2020年11月22日
目次
BTOショップでDTMを買う
BTOショップでは自分でカスタマイズしたパソコンを買うことができます。
特にBTOは自分の用途にあったパソコンを買うのに最適です。一般のメーカー製パソコンでは全体的にスペックが低いか高いかのどちらかしか選択肢がありません。ですかBTOならパソコンを使う目的に合わせて選択することができるので、コストパフォーマンスが高いです。
BTOショップを選ぶ
DTMパソコンが欲しい方におすすめのBTOショップはいくつかあります。
パソコン工房(初心者向け・DTM向けPCあり)
パソコン工房は大手のBTOショップです。保証・サポートが手厚く、初心者の方にも向いています。
また、パソコン工房には「音楽制作・編集向けパソコン SENSE∞ 」というパソコン構成が用意されています。この構成を選べば、DTMに最適なパソコンを作ることができます。
パソコン工房のサイトはこちら
サイコム(PCやサポートの質が高い)
サイコムはカスタマイズ性がとても高いBTOショップです。細かくカスタマイズができるので、自分好みのパーツの組み合わせでパソコンを作ることができます。
また、パソコンの組み立てが丁寧で評判が高いBTOショップです。
サイコムにはとても静音性の高いパソコン「Silent-Master NEO」があります。パソコンの音がとても静かなので、録音する時にパソコンのノイズがマイクに入らずにすみます。
コスパの高いゲーミングパソコン「G-Master Axilus B450A」は性能的にもDTMにおすすめです。
その他「スタンダードモデル」もカスタマイズ性が高いのでおすすめです。
サイコムのサイトはこちら
その他のBTOショップ
それ以外のBTOショップでもDTM用のパソコンを買うことができます。
こちらのページで多くのBTOショップの特徴を紹介しています
基本構成を選ぶ
DTM用のパソコンにはデスクトップパソコンがおすすめです。ミドルタワーか、ミニタワーのどちらかを選ぶのがおすすめです。タワー型パソコンのほうが熱が溜まりにくいので壊れにくいです。
BTOショップによってはクリエイターPCというものが用意されています。クリエイターPCでもDTMができるパソコンを作ることができます。
BTOショップではカスタマイズするほど価格が高くなるので基本構成を選ぶ段階でできるだけ自分の欲しいスペックのパソコンを選ぶのがポイントです。
基本構成のページからからカスタマイズ・見積もりを選ぶとカスタマイズして注文できます。
カスタマイズする
上から順にパーツを選びます。
OS
OSはWindows 10 Proがおすすめですが、Homeでもいいです。
CPU(プロセッサー)
おすすめCPUの選び方
- DTMを快適にしたい方:「Core i7、Ryzen 7」以上がおすすめ
- コストを抑えたい方:「Core i5、Ryzen 5」以上
CPUの性能が上がるほど処理が早くなるので、DAWを使っていても重くてガクガクになりにくくなったり、フリーズしにくくなります。DAWでトラック数を増やすほど、エフェクターをかけるほどCPUの処理能力が必要になります。
CPUははCore i5、Core i7、Ryzen 5、Ryzen 7がおすすめです。9500などの型番の数字が大きくなるほど性能が高くなる傾向にあります。
快適にDAWを使用したい方や動画編集などもしたい方はCore i7やRyzen 7、DAW以外にはあまりパソコンを使用しない方はCore i5、Ryzen 5を選ぶといいでしょう。
Passmarkスコアを見るとCPUの性能が数字で比較できるのでわかりやすいです。スコアが8000位上のものならDTMをすることができます。
CPUクーラー
クーラーは静音性の高いものに変えてもいいですが、そのままでも構いません。
メモリ
おすすめメモリ容量の選び方
- 多くのDTMer:32GB以上がおすすめ
- オーケストラをやりたい:64GB以上
- コストを抑えたい方:最低でも16GB
メモリの容量は16GB以上を選ぶといいでしょう。
DTMをするのにはメモリの容量が必要です。トラックを増やすほど、音源を読み込むほどメモリ容量を使用します。
ドラム音源などの音源をたくさん使用する方は32GB以上あったほうがいいでしょう。
メモリを差し込むスロットはだいたい4つなので、8GB×2、16GB×2などを選ぶとスロットが空きます。スロットを開けておけばあとで増設しやすくなります。
SSD
SSDを搭載することをおすすめします。特にOSをインストールする場所をSSDにするとパソコンの起動が速くなるのでおすすめです。
たくさん曲を保存したいならばHDDをつけることをおすすめします。HDDのほうが安くストレージ容量を増やせます。
HDDとSSDの両方をつけるのがコストパフォーマンスが高いと思います。容量はSSDを500GB、HDDを2TB以上にするのがおすすめです。
足りなくなったらあとから外付けHDDや外付けSSDで簡単に増設できます。
光学式ドライブ(CD・DVDドライブ)
最近はDAWや音源などをダウンロード版で買うことができますが、たまにDVDのパッケージ版だけが安くなったりするので付けておいてもいいと思います。
サウンド機能(サウンドカード)
サウンドカードはDTMには使いませんのでオンボードで構いません。
サウンドカードはPC内部のノイズが入りやすいのでDTMをする方にはおすすめできません。
パソコンで音楽をする方は外付けのオーディオインターフェイスで音の再生や録音をしています。オーディオインターフェイスのほうが音が綺麗です。
グラフィックアクセラレーター(GPU)
グラフィックボードを登載するとディスプレイを複数つなぐことができるようになります。また、最近のGPUはグラフィック以外の動作でも使うことがあります。
また、グラフィックボードがない場合、グラフィック関係の処理だけかなり重くなることがあります。
ゲームや映像編集などもしたい方は「GTX 1660」や「RTX 2060」以上、パソコンでDAW以外に使用する予定があまりない方でも「GTX 1650」あたりを付けておくことがおすすめです。
どうしてもコストを抑えたい方はオンボードでもいいと思います。
電源
電源はハードウェアを大量につないだり、性能の高いグラフィックボードを使用すると電源の容量が足りなくなることがあります。
その場合、少し大きめの容量の電源をつけるといいでしょう。
その他
それ以外は好きなように選んでも構いません。
発送まで
発送は早いところでは即日、遅いところでは営業7日以上かかるところもあります。早くパソコンが必要な人は確認しておくといいでしょう。
関連ページ
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