音がいい音源と悪い音源がある

MIDI音源

私は古いMIDI音源を使って曲を作り始めたのでしょぼい音源がどんな音をするかわかっています。しかし、最近DTMを始めようとすると、それなりに良い音がするフリーの音源もたくさんあります。なので、何がいい音で何が良くない音なのかわからない人が多くなってきているのではないかと感じるようになってきました。

昔の打ち込み音源は生楽器の再現度がとても低かったです。明らかに打ち込みだとわかる音がしていました。2000年代後半あたりから音が良くなり、高い音源だと生と変わらない音がするようなものもでてきました。

最近は音も良くなりソフトウェア音源で曲を作ることも増えて、素人でもプロと同じような音が出せるようになりました。しかし、それでも一部の素人は以前のMIDI音源と同じくらいの音で曲を作っています。

よくわからない方におすすめな音源

音源はたくさん売られているので、どれを買えばいいのかよくわからない方がいると思います。音源やDTM初心者の方にもおすすめできる音源を紹介します。

KOMPLETEやSampletankなどを買えばいい音の楽器がそろいます。KOMPLETEやSampletankはピアノ・ギター・ベース・ドラム・トランペットなどのオーケストラ楽器・シンセなどあらゆる楽器の音がそろっています。どちらかを買うだけでもあらゆる音楽に対応できるのでおすすめです。

こちらのページで詳しく紹介しています。参考にしてください。



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有料音源よりフリー音源のほうがいい音のこともある

いい音源がたくさん増えたので悪いものが消えるというわけではなく、いまだにクオリティの低い音源もたくさんあります。たとえ有料音源だったとしても無料の音源のほうがマシなレベルのものもあります

最近はこの玉石混交の状態で、特にアマチュアの方はどれがいい音源でどれが悪い音源なのかということが分かりづらくなっているのかと思いました。

フリーの音源でもいい音のものがあるので、フリーの音源だけでもいい曲は作れます。いい音を出すことを放棄してはいけません。

素人でもいい音が出せるのだから素人を言い訳にすべきではない

素人だからフリーだからと言っていい音を出すことを放棄すると再生してもらえなくなります。

いくらいい曲だったとしても音がしょぼいという理由だけで曲を停止されてしまいます聴く人を第一に考えなければいけません。あなたの性格や経歴などは曲を聴いてもらうときには考慮されませんし、曲が作れることに対してすごいと思ってもらえることはありません。

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生の音とよく聴き比べて判断する

生と打ち込みをよく聴き比べて、打ち込みっぽさが出ないようにしなければなりません。特にピアノ、ドラム、ギター、ブラスあたりは普段音楽を聴かない人でも聴く機会が多いので、より気を使わなければなりません。

もし音の善し悪しがわからなければ、定番の音源を買えば手っ取り早くいい音を出すことができます

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ミキシングもある程度こだわらなければならない

昔のMIDI音源にはミキシングができるような機能はありませんでした。そもそもMIDI音源にはミックスするためのエフェクターがなかったり、あったとしても複数のエフェクターを同時にかけたりすることができませんでした。

なのでMIDI音源というものはある程度楽器を重ねてもそれなりに混ざるように特有の音がします。しょぼい音源にはそのような音に近い音がしています。

しかし、生を再現している音源だとそのまま重ねただけでは上手く混ざりません。ミキシングの知識をある程度学ばないと、例えばある楽器は音量を下げても前に出てくるし、ある楽器は前に出しても聞こえづらかったりします。

またエフェクターの知識も必要になってきます。例えばリバーブは種類がいくつかあるとか、イコライザーのかけ方など知っておいたほうがいいです。

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音がプロレベルになって初めて曲を聴いてもらえる

面倒くさいかもしれませんが、あなたはプロもいる土俵で戦わなければいけません。インターネットは誰でも曲を作って公開ができてしまいます。誰でもということはプロもいますし、これからプロになる人もいます。その中で戦っていかなければならないという意識が必要になっていきます。素人もプロも同じクオリティの物が作れるということは素人でもプロレベルに近づけないとそれだけで負けてしまうのです。

MIDI音源が流行っていたころは違いました。MIDI音源で曲を作る人はアマチュアが多かったですし、聴く側の人たちもそれなりのクオリティしかだせないものだと思って聴いていました。

しかし、今はプロクオリティに近いものが求められている時代です。最近はまず音がプロに近いレベルになって初めて土俵に立てているのではないかという印象をとても強く感じています。いくらいい曲が作れても音が良くないと聴いてもらえないとするともったいないと感じてしまいます。

ぜひ音にはこだわってほしいと思います。

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