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KOMPLETE
にはグレードが4つある
Native InstrumentsのKOMPLETE 13には
の4つのグレードがあります。SELECTが下位グレードでUltimate Collector’s Editionが最上位グレードです。
KOMPLETEシリーズは有名な音源やソフトシンセやエフェクトプラグインのセットで、プロも使用しています。非常に多くの楽器の音源がお得に手に入れられるので、初心者の方でもおすすめです。
今回はどれを買えばいいかわからない方のためにKOMPLETEの4つのグレードを比較したいと思います
4つのKOMPLETEの主な違いを比較
Komplete 13 Select | Komplete 13 | Komplete 13 Ultimate | Komplete 13 Ultimate Collector’s Edition | |
---|---|---|---|---|
価格 | ¥25,800 | ¥72,400 | ¥144,400 | ¥204,800 |
音源数 | 16 | 68 | 118 | 122 |
含まれている人気製品 |
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Expansionsの数 | 5 | 24 | 39 | 73 |
KOMPLETEのグレードで変わるのは主に音源の収録数
KOMPLETEのグレードによる違いは、収録されている音源やプラグインの数が違うというところです。
比較するとほとんどの製品はグレードによって音源の機能が制限されていることはなく、収録されている音源がそのまま使えます。
なので基本的には音源の数だけで選ぶことがおすすめです。
一部の音源やプラグインはグレードによって機能制限版が含まれている
比較してみると、ごく一部に収録されている音源のグレードがKOMPLETEのグレードによって違うものがあります。
KOMPLETE 13では、
- SESSION HORNS
- SESSION STRINGS
が収録されていますが、KOMPLETE 13 ULTIMATEの場合は、
- SESSION HORNS PRO
- SESSION STRINGS PRO
が収録されています。「SESSION HORNS」と「SESSION STRINGS」はPRO版の機能制限版です。
ですがそれぞれをPRO版に個別にアップグレードすることもできます。
KOMPLETE ULTIMATEは高いので中位版のKOMPLETE無印版でも十分
KOMPLETEの上位グレードのKOMPLETE ULTIMATEは価格が高いです。比較すると、「KOMPLETE(無印)」は7万円弱ですが、「KOMPLETE ULTIMATE
」は14万円前後します。これではこれからDTMを始めようとしている初心者の方には高くて手を出しにくいと思います(もちろん収録されている音源を別々に買うと何十万もしてもっと高いですが)。
KOMPLETEでもKontaktやMassiveなど人気音源・人気ソフトシンセが収録されています。単体で買うとKontaktが約5万円でMassiveが約2万円ですが、KOMPLETEはその2つとその他の製品すべて含めて68製品が約7万円しかしません。
それ以外にもKOMPLETEにはNative Instrumentsの製品で評価の高いBattery、Studio Drummer、SCARBEE MM BASS、GUITAR RIG 5 PROなどが入っています。なので、KOMPLETEはおすすめです。
初心者の方はKOMPLETE、お金に余裕がある人はKOMPLETE ULTIMATEを選ぶのがいいと思います。
あとでアップグレードもできる
それに「KOMPLETE」から「KOMPLETE ULTIMATE」、「KOMPLETE ULTIMATE Collector’s Edition」にアップグレードできます。最初にKOMPLETEを買っておいて、お金が貯まってからKOMPLETE ULTIMATEにアップグレードしてもいいと思います。
KOMPLETE ULTIMATEアップグレード版は今持っているKOMPLETEのバージョンによって価格が違います。
- KOMPLETE 13 ULTIMATE UPG FOR K8-13
- KOMPLETE 8~13(無印)を持っている方
- KOMPLETE 13 ULTIMATE UPD
- KOMPLETE ULTIMATE 2~12を持っている方
- KOMPLETE 13 ULTIMATE UPG FOR SELECT
- KOMPLETE SELECTを持っている方
KOMPLETEに収録されていない音源は個別に買うこともできます。また収録されている音源で機能制限版(下位版)のものは単体だけでも上位版にアップグレードできるので気に入ったらアップグレードすればいいと思います。
KOMPLETE
SELECTは避けた方がいい
最下位のグレードのKOMPLETE SELECTは音源の収録数が少なすぎます。なので買うのは「KOMPLETE 13
」か「KOMPLETE 13 ULTIMATE
」のどちらかがいいと思います。
KOMPLETE SELECTにはNative Instrumentsの製品で評価が高いKontakt、Battery、Studio Drummer、SCARBEE MM BASS、SESSION GUITARIST、GUITAR RIG 5 PROのどれも含まれていません。個人的にはこれらのどれか一つでも入っていたらKOMPLETE SELECTも選択肢としてありだったと思いました。
またKOMPLETE SELECTの中にはKontaktの下位版のKontakt Playerしか入っていません。Kontakt Playerは無料でダウンロードできるソフトです。Kontakt Playerでは使用できないKontakt音源も多いのであまり役に立ちません。
比較するとKOMPLETE SELECTはコスパが悪いということがわかると思います。
ULTIMATE Collector’s Editionはエクスパンションがほしい方向け
ULTIMATE Collector’s EditionはKOMPLETEシリーズの最上位版になります。
KOMPLETE ULTIMATEと比較するとULTIMATE Collector’s EditionはExpansionsの数が増えています。
ですがULTIMATE Collector’s Editionに含まれている音源の数は122個ですが、KOMPLETE ULTIMATEの音源の数は118個なので4個しか違いません。音源が4個増えただけでで20万円強なのはコスパが悪いです。
また含まれている音源のグレードが少しだけ違います。ULTIMATEではオーケストラ音源の「SYMPHONY ESSENTIALS」が入っています。比較するとULTIMATE Collector’s Editionではそのかわりに上位版の「SYMPHONY SERIES」が入っています。
音源がほとんど同じ数しか入ってないですし、SYMPHONY SERIESはオーケストラを作る人くらいしか必要がないと個人的には思います。
なにより価格が20万4800円なので、KOMPLETE ULTIMATEと比較するとかなり手を出しにくいと思います。
なのでほとんどの人はKOMPLETEかKOMPLETE ULTIMATEのどちらかを比較して選べばいいと思います。
KOMPLETEにも収録されているKONTAKTは早く手に入れた方がいい
「KOMPLETE」・「KOMPLETE ULTIMATE
」にはKONTAKTが含まれています。
KONTAKT専用の音源がサードパーティからクオリティが高いものが大量に販売されています。そのため、KONTAKTが入っているKOMPLETEを早めに買ったほうがいいです。
Kontakt専用の音源は例えばギター音源に定評があるPromityのアコースティックギター音源「Hummingbird」やエレクトリックギター音源の「Prominy SC Electric Guitar」、Big Fish Audioのブラス音源「Mojo 2: Horn Section」やエレキギター音源の「Electri6ity」など様々なものがあります。
KOMPLETE SELECTに含まれているKONTAKTの下位版の「KONTAKT PLAYER」では使用できないKONTAKT専用音源も多いので、KOMPLETE
無印かKOMPLETE ULTIMATEを買ったほうがいいですね。
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KOMPLETE 13
KOMPLETE 13 ULTIMATE
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