最終更新日:2020年4月8日
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ミキシングやマスタリングの需要が増えた
昔はミキシングについての本はなかなかまともなものがなかったので初心者の方がミキシングを0から学ぶことが難しかったのですが、最近はミキシング・マスタリングという名前がついた本が増えています。
ミキシングやマスタリングを自分でする初心者の方が多くなったので、そのような本が増えたのだと思います。
以前売られていた本はテクニック重視のものが多い
以前は「ミキシングのテクニック」、「エフェクトのテクニック」など「テクニック」について解説している本が多かったです。
これらのテクニック系の本は例えば「ボーカルが埋もれてしまうときはどうすればいいか」や「音に迫力を出したい時にどうすればいいか」というようなミキシングで困ったことを解決する方法が書かれている本です。
確かにある程度ミキシングをしたことがある人には参考になるかもしれませんが、DTMを始めたばかりでミキシングについての方法が全くわからない初心者の方には向いていません。
初心者の方にとっては、なにも処理されていない状態からどのような手順でミキシングをしていけばいいかを知りたいのではないかと思います。
また、このような本はエフェクターの飛び道具的な使い方、普通はあまりしないテクニックを紹介していることがあるので、初心者の方がむやみに真似をすると逆に変な音になってしまうこともあるので注意が必要です。
0からミキシングを学ぶ本はこちら
ミキシングは初心者の方にはとっつきにくいにもかかわらずあまり解説する本がありませんでした。ですがやっと初心者の方が0からどのような手順でミキシングをしていけばいいかを勉強できる本がぽつぽつ出てきました。
初心者の方にもわかりやすいミキシングの本を紹介したいと思います。
音圧アップのためのDTMミキシング入門講座!
この本はミキシングの方法がわからない初心者の方におすすめです。
ミックスに必要な予備知識から始まって、どの楽器から順番にボリュームを操作していくかや、イコライザーの使い方、コンプレッサーの使い方などミキシングで必要な知識が一通り説明されています。
また「音圧アップ」とタイトルにあるように、音圧を上げるミキシングの方法を勉強することができます。
ミキシングにはこれと言って決まった手順はないかもしれませんが、この方法でやればどんな方でも上手くミキシングができるようになるでしょう。
また、自分で練習できるように音声ファイルがDVDに含まれています(電子書籍版を買った方もダウンロードできます)。自分で解説を読みながら練習することによってコツが掴めると思います。ミキシングは実際にミックスをしながら学ぶのが良いので、初心者の方にもこの本はとても参考になると思います。
私はこの本の他にも何冊かミキシングに関する本を読みましたが、この本以外に初心者の方にわかりやすく、0から全ての流れを解説している本が見つかりませんでした。ミキシング初心者の方はこちらの本を買うことをおすすめします。
その他に読むとミキシングの参考になる本
音を大きくする本
こちらは音圧を出したい方におすすめな本です。
コンプレッサーやEQの使い方を中心に、音を大きくしながらミキシングする方法を勉強することができます。
タイトルが「音を大きくする本」なので、ミキシングとはあまり関係ないのではないかと思う方もいるかも知れませんがそんな事はありません。
「音を大きくする」ということは、つまり「いろいろな楽器の音が混ざり合ってごちゃごちゃでよく聞こえない状態」から「一つ一つはっきり聞こえさせるようにする」ことです。
音がはっきり聞こえるようになると「音が大きく」なったように聞こえます。なので音を大きくすることはミックスを正しくすることとかなり関係があることなのです。
0から解説しているのでミキシング初心者の方にもおすすめです。
レコーディング/ミキシングの全知識
こちらの本はミキシングやレコーディングについて詳しい解説をされているのでとてもおすすめです。
レコーディングによく使う機材、録音の方法から解説を始めるのでミキシングと関係ないと思う初心者の方もいるかも知れませんが、ミキシングにはレコーディングの知識もとても役に立ちます。
レコーディングからミキシング、マスタリングは一連の流れなのでレコーディングが上手くいかないともちろんミキシングも上手くいきません。例えばボーカルのミキシングをしようとしても、ちゃんとした知識でレコーディングされてなければいくらミキシングで音を良くしようと思ってもできません。
こちらの本でレコーディングについても勉強をすることはミックス初心者の方にも役に立ちます。
DAWではじめる自宅マスタリング
この本はマスタリングとタイトルに書いてありますが、ミキシングについても解説しています。
マスタリングの前にミキシングにも気を配らないとちゃんとしたマスタリングができないので、ミキシングはマスタリングにも関係あります。
また「歌もの」「打ち込み」「生音」「インスト」の4タイプに最適なマスタリングの方法を解説しています。それぞれの曲に合ったマスタリングの方法を勉強したい初心者の方にもおすすめです。
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