最終更新日:2020年5月9日
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作曲は時間がかかる
曲を作るのは時間がかかります。人にもよりますが普通は3~5日くらいかかります。かなり早く作っても1曲で4時間はかかるでしょう。
期限がない場合1曲を完成させるまでにいくらでも時間をかけられますから、悩んでしまって1週間、2週間かかることも普通にあります。しかし、インターネットで活動する人は定期的に曲をアップしないと人気を維持できないと言われています。
また、プロの作曲家は1曲の締切が1週間であることが多いらしいです。一曲に時間をかけすぎると活動が難しくなってしまいます。
時間を短くできるところは短くする
DAWでの作曲に慣れていない方は、DAWの操作で非常に時間がかかっていると思います。まずはDAWでの操作に慣れなければいけませんが、DAWでの作業にかかる時間を短くできるところはたくさんあります。それらの方法を覚えるとかなり時間の効率化になるので、覚えてみてください。
新しい操作方法を覚えたてのころは逆に時間がかかってしまうこともありますが、使い続けているとかなり変わると思います。
時間短縮の方法
ショートカットキーを覚える
ショートカットキーを覚えるとDAWだけではなくPCでの作業を効率化できます。
ショートカットキーとは、キーボードのキーを1つまたは2つ以上同時に押すことで特定の操作ができるという機能です。
例えば多くのPCソフトでは「Ctrl + Sキー」を同時に押すと上書き保存ができます。普段マウスを使っている場合、画面の上のにあるメニューの「ファイル」をクリックし、「上書き保存」という項目をクリックすることで保存していると思いますが、これでは2回クリックをしなければいけないので多少ですが時間がかかります。ですが、ショートカットキーを使えばCtrlキーを押しながらSキーを押すだけで上書き保存ができます。
上書き保存の場合では2回クリックするだけなのでそこまで時間がかかりませんが、もっと複雑な操作が必要なものもキーボードを押すことだけで操作ができるようになります。
基本的な操作は大体のソフトで共通ですが、アプリ固有のショートカットキーもあります。お持ちのソフトウェアのショートカットキーを調べてみてください。
代表的なショートカットキーをいくつか書いてみます。これを覚えるだけでもだいぶ時間が短縮できると思います。
キー | 動作 |
---|---|
Ctrl + S | 上書き保存 |
Ctrl + C | コピー |
Ctrl + X | 切り取り(カット) |
Ctrl + V | 貼り付け(ペースト) |
Ctrl + Z | もとに戻す(アンドゥ) |
Ctrl + A | 全体を選択 |
Ctrl + マウスクリック | クリックしたものを複数選択 |
スペースキー | 再生と停止を交互に行う(Cubase) |
デュアルモニターにする
デュアルモニター、マルチモニターにすると単純に画面が広がるので、複数のパート編集画面やエフェクターの画面を同時に開きながら操作できるようになります。
デュアルモニターにするとDTMだけでなく普段のパソコンでの作業も時間を短縮できます。
こちらのページでデュアルモニターのやり方を詳しく紹介しています
プロジェクトファイルのテンプレートを作る
DAWで曲を作り始めようと思った時に、以前作った曲と同じ音源やエフェクトを使いたいと思うことがあるでしょう。例えばバンド曲を作る時に、ドラム音源の設定などは曲によって大きく変わることはないと思います。そのときに毎回トラックを作り、ドラム音源を読み込んでからチャンネルをわけたりエフェクトをかけて処理したりとすることはかなり時間の無駄だと思います。
そういうときはあらかじめトラックやエフェクトなどの設定をしたところまでのプロジェクトファイルを保存しておいて、曲を作り始めようと思った時にそのプロジェクトファイルを使って作り始めれば、毎回同じような操作をしなくて済みます。
テンプレートはいくつものパターンを作ればさらに便利です。例えば、
- ジャンル別にテンプレートファイルを作る
- 作りたいジャンルによって用意するトラックは同じようなものが多いため
- よく使う音源別にテンプレートを作る
- 同じ音源を使う場合、音源のエディットやエフェクトは似たような処理をすることが多いため
- 録音をするためのプロジェクトファイルを作る
- ボーカルやギターのエフェクトを掛け録りをしたい場合、使用するエフェクターは同じことが多いため
- ミキシングやマスタリングをするためのプロジェクトファイルを作る
など、様々なものを作ることができます。
MIDIキーボードを買う
MIDIキーボードは時間短縮になります。生演奏感を出したいときにベロシティをいじったりすると思いますが、MIDIキーボードはベロシティも記録されるので、そのままでも生演奏感がある打ち込みをできます。
またMIDIキーボードには再生ボタンや録音ボタンがついていたり、MIDIパッドやフェーダー、ツマミなどがついているものもあります。
フェーダーやツマミはエクスプレッションやボリュームなどのCCのパラメーターも変えられます。曲を再生させながらつまみを回せばリアルタイムでパラメータを変化させることができます。
リアルタイムで変化させたパラメータを記録できるので、マウスでちまちま打ち込むより時間が短縮できます。
ボタンが多いマウスを買う
ボタンが多いマウスならそれぞれのボタンに様々な操作を割り当てられます。マウスから手を離さずに様々な操作ができるようになるので時間が短縮できます。
例えば
- 10ボタン「M-DUX30BK」ELECOM
- 14ボタン「M-DUX50BK」ELECOM
- 20ボタン「Logicool G ゲーミングマウス G600t」
- 18ボタン「ROCCAT Nyth」
- 15ボタン「Logicool G ゲーミングマウス ワイヤレス G604」
などがあります。
関連ページ
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