最終更新日:2020年4月18日

DTMでは楽譜をまったく使わずに曲を作るのが普通

Cubase、Ableton Live、LogicなどほとんどすべてのDAW(作曲ソフト)は、ピアノロールの画面で打ち込みをします。

ピアノロールとは、ピアノの鍵盤が左側に描かれている編集画面のことです。画面を見るとすぐに音の高さがわかるようになっています。ピアノの鍵盤を見ながらと、さらに音を確認しながらどこに音を置くか決めることができます。

ピアノロールの画面

基本的にPCを使って作曲するとなるとDAWを使いますし、DAWで作曲するときはピアノロールを使うのが当たり前です。楽譜が読める人も基本的にピアノロールで作曲しています。なのでまったく読めない人でも曲を作ることができますし、それを後ろめたく思う必要もありません。

またAbleton LiveやFL Studioなどのように、そもそも楽譜で作る機能そのものがないDAWもあります。それらを使っているプロの作曲家の方もいます。なので楽譜を読めなければ作曲できないというイメージは大きく間違っています。

プロでも楽譜が読めない人は結構いる

プロでも楽譜が読めないと言っている人は結構見かけると思います。半分くらいは謙遜で言っていることもありますが、ほんとに読めなくても一応プロになれます。

プロの音楽家にとって楽譜を読むということは「初見で楽譜を読みながら演奏ができる」ということがほとんどなので、初見ができない人は「私は楽譜は読めない」と言うことがよくあります。

プロの中でも、特にアーティストやバンドとして活動している人はほんとに読めないことも結構あります。実際に楽譜が読めなくても音楽活動に支障をきたさないので、読めなくてもプロとしてやっていけてます。

音楽理論を楽譜以外で解説している本もある

基本的に音楽理論は楽譜を使って解説していますが、楽譜を使わずに解説している本も結構あります

ピアノ鍵盤の絵や、ピアノロール、ギターのタブ譜などを使って解説している本も結構あります。音楽理論の概念は楽譜でなくても説明できるのでそういった本を使って勉強できます。

そもそも楽譜で解説している本でもそんなに難しい譜面にはなってないので、音楽理論に関してはあまり難しく考えずに勉強できるようになっています。


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楽譜を読む能力が必要な人だけがやればいい

そもそも楽譜を読める人は必要だから読んでいます

楽器を演奏する人にとって楽譜が読めないと音がどうなっているのかわからないので読んでいます。耳コピができる人は楽譜はいりません。

また、楽器を演奏して欲しいと言っている人がどういうメロディを演奏して欲しいのか知らせるために使います。自分で作って自分で演奏して自分で音源を作れる人は楽譜を読むという作業を必要としていないので読める必要はありません。


ただし楽譜が読めるほうがいいのは間違いない

もちろん楽譜を読めるようになることはいいことには間違いはありません。

他人に演奏を依頼したいと思った時に、演奏者に渡す楽譜のチェックなどもできるようになったほうがいいとは思います。

他人から演奏の依頼などがあるかもしれませんし、楽譜を読むことによって曲が深く理解できるようになるということもあります。

楽譜を読んでいると自然に慣れてくる

結局楽譜を読む能力は慣れです。読譜をしながら頭の中のメロディを鳴らしたり、楽器で音を出すことを日常的にするようになると自然と読譜力がついてきます。

読譜の能力自体はそれほど特殊な技能ではありませんし、訓練すれば誰でもできるようになります。

読譜をする癖をつけたり、最近はスマートフォンのアプリなどで訓練をすることもできるので、あまり重く考えずに気軽に読んでみようと思うことが大切だと思います。


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